- カウンセラーに聞いてみたいことがあるけどどこまで聞いていいの?
- カウンセラーがどんな資格をもっているか聞きたい
- カウンセラーのプライベートについて聞いてもいいの?
カウンセリングを受けるにあたって、上のような疑問を持ったことはないでしょうか。
カウンセリングを受けるときに、カウンセラーについて知りたくなるのは当然です。
しかし、カウンセリングは自分のことを話す場ということもあり、カウンセラーについてどこまで質問していいのか迷う方も多いかと思います。
そこで、この記事ではカウンセラーに質問していいことについて解説したいと思います。
カウンセラーには何でも質問していい
結論から入りますが、基本的にカウンセラーには何を質問しても構いません。
特に聞いてはいけないことがあるわけではないので、気になったことがあれば質問してみるといいでしょう。
ただ、質問の内容によっては具体的な回答をしないカウンセラーもいると思います。そのあたりも含めて以下に詳しく説明していきます。
カウンセラーのプライベートに関する質問
カウンセラーが具体的な回答をしない可能性がある質問は、プライベートに関する事柄です。
例えば以下のようなものです。
- どこに住んでいるのか?どうやって通勤しているのか?
- 結婚しているのか?子どもは何人いるのか?
- 趣味は何なのか?休みの日は何をしているのか?
こういったプライベートについて、ホームページなどで最初から開示しているカウンセラーもいるでしょう。
しかし、中にはプライベートな事柄についてはクライエントに伝えないようにしているカウンセラーもいます。
このようなプライベートの質問について答えるかどうかは、カウンセラーが採用しているカウンセリングや心理療法の理論によって異なります。
カウンセリングをおこなう際、カウンセラーのプライベートをクライエントに伝えても問題はないと考える理論や学派もあれば、カウンセラーのプライベートについて伝えることは控えた方がいいと考えている理論や学派もあります。
カウンセラーのプライベートに関する質問には具体的な回答がもらえない場合があると考えておくとよいでしょう。
それでも聞いてみたいときは…
とはいえ、カウンセラーが答えないだろうな…と思っていてもプライベートについて質問したくなることもあると思います。
質問をすること自体が禁じられているわけではありませんので、そういう時は質問してみましょう。できれば、「答えないだろうと思うけれど聞いてみたい」というその気持ちも含めてカウンセラーに伝えるとよいと思います。
カウンセラーのスキルについての質問
スキルについての質問には、具体的な回答をするカウンセラーが多いと思われます。
スキルについての質問とは、例えば、どのような資格を持っているのか、治療アプローチはどのようなものか、どのようなトレーニングを受けてきたのか、などです。
どの程度詳細に回答するかはカウンセラーによって異なると思いますが、所持資格やアプローチの方法について回答しないカウンセラーは少ないと思います。
カウンセラーのスキルについての質問の例
海外のメンタルヘルス関連サイトには、信頼できるカウンセラーかどうかを見極めるためにもカウンセラーのスキルに関する質問をすることを推奨している記事が掲載されていることも多いです。
そういったサイトに、カウンセラーへの質問として例に挙げられているものは下記のようなものです。
- 所持している資格は何か
- 治療アプローチや専門分野は何か
- どのようなトレーニングを受けてきたのか
- スーパーヴィジョン(より経験のある専門家に自分の実践について相談指導してもらうこと)を受けているのか
- カウンセラー自身がカウンセリングや心理療法を受けた体験があるのか
このあたりは、ホームページなどに記載していることも多いと思われます。
全てを確認する必要はないですが、もしカウンセラーのスキルについて気になることがあれば上記のようなことも質問してみてもよいでしょう。
カウンセラーの資格については下記の記事も参考にしてください⤵
信頼できるカウンセラーを探すためのポイントについての記事もあります⤵
おわりに
いかがでしたでしょうか。カウンセラーへの質問について解説しました。
カウンセリングは基本的に何を言葉にしてもいい場所です。
皆さまがカウンセリングでより自由に思いを言葉にできますよう、この記事がお役に立てれば幸いです。