- カウンセリングを受けたいけど、どこで受ければいいの?
- 病院の他にもカウンセリングを受けられる場所ってあるの?
- 具体的にどうやって探せばいいの?
カウンセリングを受けたいと思ったものの上記のようなことでお困りの方は多いのではないでしょうか。
カウンセリングが受けられる場所として真っ先に思いつくところとしては、病院やクリニックがあるでしょう。しかし、病院以外でもカウンセリングを受けられる場所はあります。
この記事では、カウンセリングを受けたいと考えている人に向けて、カウンセリングが受けられるところについて病院以外の機関も含めて説明します。
また、それぞれの機関を検索するためのサイトも紹介します。
カウンセリングを受ける際にはぜひこちらの記事も参考にしてください⤵
病院・クリニックなどの医療機関
精神科や心療内科などの病院やクリニックには、治療の一環としてカウンセリングが受けられるところがあります。
しかし、全ての精神科や心療内科でカウンセリングが受けられるわけではないため注意が必要です。
保険診療で行われる場合は低価格ですが、中には別機関としてカウンセリング施設を独立させているところもあり、その場合、私設のカウンセリング機関(次の項目を参照)と同程度の料金がかかります。
保険診療でのカウンセリングについてはこちらの記事にも詳しく書いてあります↓
↓こちらは各都道府県の医療機関検索サイトです。地域にもよりますが、「カウンセリング」で検索をすると該当する病院・クリニックが検索できます。
私設のカウンセリング機関
個人が経営している私設のカウンセリング機関というものもあります。
カウンセリングオフィスやカウンセリングルーム、心理相談室などの名前がついていることが多く、1人だけで経営しているものもあれば、複数のカウンセラーが所属しているところもあります。
それぞれの機関によってカウンセリングのアプローチが異なっているため、ホームページなどよく読んで選ぶ必要があります。
料金は地方と都心では異なりますが、5000~12000円が相場と思われます。
↓こちらのサイト「臨床心理士に出会うには」では臨床心理士によるカウンセリング機関を、地域や相談内容、アプローチ方法などで検索できます。
↓こちらの記事に、上記サイト「臨床心理士に出会うには」での検索の仕方を詳しく説明しています。
カウンセリングの料金が高い理由についてはこちらの記事で解説しています↓
大学内の相談機関
大学内に、外部の方も利用できる心理相談機関がある大学もあります。
多くは心理学系の学部や大学院がある学校で、臨床心理士や公認心理師といった専門資格の取得を目指す学生、もしくはそこの機関に勤めている有資格のカウンセラー/大学教員が担当となりカウンセリングを行います。
学生がカウンセリングを行う場合は、教員やカウンセラーに指導を受けながら行うこととなります。そのため料金は一般よりも低く設定されていることが多いです。
↓こちらは臨床心理士の資格取得のための大学院の一覧です。外部に開かれた相談機関がない大学もありますので、各大学のホームページで確認するか、各大学に直接お問合せ下さい。
公的機関による相談窓口
国や各地方自治体にある相談窓口や相談機関です。
具体的な問題に対する整理や対処といった現実的な相談の形に対応しています。
以下に代表的なものをあげておきます。
- 保健所・精神保健福祉センター:メンタルヘルス全般に関する相談
- 教育相談所:学童の学校生活に関連したさまざまな問題の相談
- 児童相談所:18 歳未満の子どもの発達や不適応、虐待や育児困難などの相談
- 療育センター:発達に問題のある子どもの相談、療育など
- 女性相談所:女性に特有の悩みやDV問題などの相談
- 少年鑑別所、道府県の警察本部・東京都の警視庁:少年の非行や素行の相談など
基本的に相談は無料です。
臨床心理士や公認心理師ではなく、保健師や精神保健福祉士などの専門職者や専門的に学んだ職員が対応することもあります。
詳しくは各地方自治体か関連省庁のホームページで確認するか、各自治体等に電話でお問合せください。
↓当サイトのリンクページにもいくつか関連サイトへのリンクが貼ってありますますので参照して頂ければと思います。
所属機関(学校や会社など)内の相談機関
学校や会社など普段通っている場所のなかに、相談機関や相談窓口があることもあります。
例えば、小学校、中学校、高校であればスクールカウンセラーが在中している学校がほとんどでしょう。大学や専門学校でも学校内に学生相談があるところが多いと思われます。
会社は規模によりますが、企業内に健康管理センターや相談窓口がある会社もあります。中には、福利厚生として外部の相談機関が回数限定などで利用できる場合もあります。
基本的に料金は無料です。
詳しくは各所属機関に確認してください。
まとめ
カウンセリングを受けられる場所について、病院や病院以外の機関を説明しました。
それぞれ料金や相談形態などが異なっていますので、違いを押さえた上でご自身の求めるものに応じた選択ができればとよいと思われます。
*この記事を書くにあたって、一般社団法人日本臨床心理士会による「心理相談機関利用ガイド」を参考にさせて頂きました。